しまね森づくりコミッションの設立を記念して21年2月から行っていました「木づかい名刺」キャンペーンの結果、200人以上が間伐材で作られた名刺を作成、4月の名刺交換盛んな時期に間伐の大切さを考える機会が広がりました。また、その売り上げの一部で、島根県立ふるさと森林公園内のヒノキ林約0.5haが間伐され、みちがえるような明るい森となりました。

同年9月には、しまね森づくりコミッションのHPがスタートしました。島根県緑化推進委員会の賛助会員となる等して、森林保全や緑化活動のサポートをしてくださる約60社の企業の皆様にご登録いただきました。また、森林ボランティア団体としては、山陰両県約40以上の森林ボランティア団体が加盟する「森林を守ろう!山陰ネットワーク会議」をはじめ、NPO法人もりふれ倶楽部(松江)、NPO法人緑と水の連絡会議(大田)、NPO法人アンダンテ21(益田)が登録してくださいました。

これで、企業へボランティア団体からの情報がメールで流れるようになりました。 12月には、企業の森林体験活動のお手伝いの第1歩として、山陰合同銀行さんへ森林教室を提供させていただきました。NPO法人緑と水の連絡会議の高橋泰子理事長、NPO法人もりふれ倶楽部の野田真幹事務局長による森林保全活動に関する講演や、島根県森林インストラクター等の指導によるヒノキの和紙づくり、コケ玉づくり、自然観察会等を約100名の社員の方に提供させていただきました。

活動報告
森林保全に関する講演
活動報告
ヒノキの和紙づくり

平成22年2月には、「森林保全の大切さを伝える出前講座」を実施しました。島根県内13社を対象に、森づくりコミッションから講師を派遣し、「間伐を中心とした森林保全を巡る全国的な動き」や「森林ボランティア団体の活動の様子」等を、ご要望もお伺いしながら、情報提供させていただきました。多くの会場で、「大変わかりやすかった。」とのご感想をいただきました。

平成22年度には、全県の小中学校へのアンケートを調査を踏まえて、約30校へ直接、 「森林保全の大切さの講義」と「自然工作」や「自然体験」をセットにした出前講座を実施することとしています。このことを通して、学校とコミッションが、顔の見える関係で繋がり、森林保全へのネットワークが広がることを心から願っています。

活動報告
企業への出前講座の様子